出産レポの続きです。
今思うとバースプランとか無かったなぁ、言われるままに出産したような気がする。特にこだわりは無かったので無事産ませてもらって感謝してます。
(多少、リアルだったり汚い表現があったりするかもです)
さて、産院へまでの道のりが若干遠いことから入院が決まった私。
順調に陣痛が続く中、もう産む覚悟が決まっていたのか妊娠中に考えていた出産に対する不安は頭からきれいさっぱい消えていた。
これからどんな出産になるのか、どれくらい痛いのか常に最悪のケースを考えるタイプなので順調であることで余裕がありまくり。
◆AM6:17
入院すると妹様にメール。まだ両親達が来ても仕方ないと思ったので「まだ産まれないよー」と伝える。
仕事もあるのでとりあえず9時くらいにママンが来ることになった。
陣痛の間は旦那に呼吸法を任せていた。
マザークラスとパパママ学級で勉強した呼吸法。
吸ってー吐いてーとママの呼吸に合わせて旦那サマが背中をさすったりするのだけど、この呼吸法を旦那主導でやってくれないかと旦那に提案。
つまり、旦那に吸って吐いてと誘導してもらい、私がそれに合わせて呼吸するというカタチ。
これが私にとっては正解!
呼吸もままならないのに旦那に合わせてもらうために指示なんて出していられないし、旦那だってコチラの呼吸に合わせていたらタイミングが取り難い。
吸って吐いてと言われるままに呼吸するだけで良かったから途中息が出来なくなってもパニックにならずにすんだ。
そしてオシリは位置がズレるとツラいので寝ている体勢で常に押してもらっていた。陣痛が来たら力を入れて貰い治まったら力を抜く感じ。
旦那がトイレのときはしんどかったが自分でなんとか押して我慢した。
◆AM7:00頃
朝食を出される。
陣痛の合い間を狙って食事を取る。食欲はちゃんとあったのでほぼ完食。
途中2度ほど陣痛が来て、慌てて立ち上がってオシリを押してもらう。
◆AM9:00頃
陣痛間隔は4~5分のまま。
入院したら報告するという事前の約束どおり、いよいよママ友になるMに入院報告メール。
あまりに暇だしこの場のこの気持ちを誰かに伝えたくて、そのまま昼過ぎくらいまでメールしながら過ごす。
◆AM10:00頃
陣痛の合い間にLDRに移動。
LDRは広くて設備も整っていて安心。カーテンで仕切られた場所にソファベッドがある、旦那はあそこで寝ることになるのか。(と、このときは思っていた。)
というか、産んでる最中にカーテン1枚向こうに家族がいることになるのね・・・臨場感ありまくりだ。
担当してくれる助産師さんは前期マザークラスの講師をしてくれた人だった。
再びNTSをつけてから子宮口チェック、6~7cmほどになってきたらしい。昼過ぎには産まれるかもと言われる。
帰らなくて良かったー!
ママン到着。仕事は休みにしたが、妹様と父上は納品があるので15時過ぎてしまうかもとのこと。間に合わないかもしれないけど頑張ってとの妹様からメール。
飲み物やパンを買ってきてもらってあったので旦那が食事をとる。
テレビを見ながら相変わらず旦那を頼りに陣痛をやりすごす。
◆12:00頃
自然破水待ちと言われて放置。
昼ご飯が出されたが陣痛の間隔が短くなっていて全く食べれずにママンに食べて貰う。
でも、妹様からの「どんなあんばい?」のメールに、相変わらず「破水待ち、破水したら産むよー。
」と絵文字入りでのんきな返事をしていて「あんた余裕こきやな(笑)」と返される。
このあたりからペットボトルの水にストローキャップをつけてもらい旦那に飲ませてもらう。
◆13:00頃
助産師さんに座った姿勢で胎児が下がるようにし、子宮口に刺激を与えましょうと提案される。
子宮口8cm。
その前にトイレに行きたいとお願いする。
一人で行けたがトイレでも陣痛が来るのでしばらく動けなかった。
フラフラと戻ってベッドの上に胡坐をかくように座り、旦那もベッドに上って後ろから背中をさする。
助産師さんは様子が変わったら教えてくださいと言い残して退室。
必死にいきみ逃しをしながら耐える。
陣痛中はもう呼吸をするのがやっとで、過呼吸みたくなってる。
いつまで耐えていればいいのか判らないまま、ひたすら耐える。
ママンがそばに来ていろいろ話しかけてくるが答える余裕は無し、それでも答えを求めるようなことを言ってくるので返事を返すが辛い。正直ウザぃので黙っていてくれと頼む。
ママンにしたら何も出来ないのでせめて、と思うのだろうが見守るだけで充分です。勘弁してください・・・。
相変わらず旦那は吸って吐いてを繰り返してくれていて、私はそれに合わせて呼吸を整えようと頑張った。
合い間合い間に喉を潤すため水を飲む。ペットボトルにつけるストローキャップが大活躍した。
物凄く長く感じたが実際は1時間もたたないうちに限界を感じてナースコール。
再び助産師さんが来てくれて分娩体勢に入りましょうと言われた。
ベッドに横になり足を開くオーソドックスな分娩体勢になるベッドにあわせ身体を移動させる。
その間も襲ってくる陣痛に助産師さんにあやされるように声をかけられながら耐える。
◆14:00
助産師さんの「破水させますね」の合図で人工的に破水される。自然破水は待てなかったらしい。
オシリの下にドバーっと温かい液体の感触があった。
いよいよ分娩に入るらしい。
いきみ逃しの手伝いが終わった旦那にビデオ撮影を始めてもらう。
それでも吸って吐いての声かけはずっとしてくれていた。
助産師さんに「いきんでー」と言われる。
あぁ、産むんだーと思いつつ覚悟に近い気合が入る。
息を止めていきむと思ったより苦しい。痛い。キツい。
陣痛が来るたびにいきむのだが、思うように下腹に力が入らない、というか入っている気がしない。なるべく意識してウンチしているように力を入れているつもりなんだけど上手く出来ているのかがわからない。
いきむときは目を瞑ってしまうと力が入ってしまうと思い意識して目を開けるようにし、おへそのあたりを見る体勢をとる。
吸って息を止め、いきみまくってから息を吐くのだが止めているのに力が入ってしまっているのか吐こうとすると呼吸が乱れてゼェハァと苦しくて死にそうになる。酸素が足りなくて頭がクラクラしたり真っ白になったりする。
1度の陣痛で出来たら2回か3回いきんでと言われて実行すると確実に酸素が足りない。
旦那が見ていて私がボーッとしているから心配だったそうだ。
とてもとても辛い状況で身体は必死なのだが頭の中は意外と冷静で、妊娠中に頭に入れていた分娩の知識が思い起こされた。
赤ちゃんに酸素がいくように呼吸はしっかりしなければとか、助産師さんの指が子宮口を広げているのを感じたりだとか。
「上手だよー、上手だねー。」としきりに褒めながらお産を進めてくれる助産師さんを
「褒め上手だなぁ。ほんとに上手なのかは判らないけどこうやって安心させて産ませてくれるのだね。」と思ってみたり。
旦那にビデオの指示を出したりもして、助産師さんに余裕だねとも言われてしまった。
助産師さんがしきりに肛門を押してくれているのがわかって内心、
「あーこういう風なのか」
と妙に感心。出産中ウンチしちゃったらどうするんだろとか思ってた。下剤とか浣腸とか導尿とか無かったし。
私も必死だったが旦那も必死。
死にそうな声で吸ってー吐いてーを繰り返し、私に水を飲ませたり、汗をふいたり。
ちょうど、分娩体勢に入ったころ、父上と妹様が到着。LDRに入ってきた。
良かった、間に合ったよーー!
しかし、カーテン1枚向こうで待つ状況。父上は私がいきむ声に耐えられず途中で退室していった。あらあら、仕方ないなぁ。
何度かいきんだ頃、助産師さんが「お産お願いします」と先生を呼ぶ連絡をした。
いよいよなのかな?あと、何回くらいいきんだら産まれるかなぁ。
先生がLDRに入ってきた。院長先生だ。
でも、様子を見てるくらいで実際とりあげてくれるのは助産師さん。
「あと2回くらいで産まれそうだよー」
と言われ、えっ!もうなの?本当に?と半信半疑で最後の気合とともにいきむ。
「今度は手を胸の前で組んでいきんでみて」と言われて次の陣痛の1度目はやってみたが、無理だったのですぐに持ち手を握り締めて2度目のいきみ。
と、助産師さんに短呼吸するように指示された。
一瞬理解できなかったが、「いきまないで胸に手を当ててハッ、ハッ、ハッ」と促され、旦那も合わせて呼吸法を誘導してくれたので真似るように呼吸した。
なんだろう。
不思議な感じだった。
感覚があったのか無かったのかさえ判らない。
あっ・・・。と思った。
それまで冷静だった頭がこの時軽くパニックになった。
産まれたんだ。
「今、泣かせますからねー」と助産師さん。
足の間から産まれたばかりの赤ちゃんの姿が見えた。
羊水を吐き出す音と同時くらいに産声が聞こえた。
隣に立ってる旦那に目をやってみる。
泣いてた。
旦那もわけがわからなくなってる感じだった。
でも、感動して泣いてた。
それを見たら私も急に泣けてきた。
赤ちゃんの声が聞こえる。
産まれたんだ。
お腹の上に紙をしかれて、その上に赤ちゃんがのせられた。
初めての抱っこは恐る恐る。支える手にかかる重み。
うわぁぁぁ、産まれたばかりの赤ちゃんだぁ。
それがハッキリ意識して感じた最初の感想だった。
自分が産んだとか、我が子だとか、そういう現実感が無かった。
あれほど押し寄せていたキツい陣痛はもう無かった。
2009年2月29日 午後2時29分
私は元気な男の子を出産した。産まれて来てくれてありがとう。
母親になりました。
<産後レポートにつづきます>
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